ラベンダー(グロッソ)成長記録

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2021年02月20日

 今日の城ヶ島はとにかく風が強く、みはらし広場から海を臨むと岩場に打ち付けた波が大きな飛沫を上げていました。
 作業していても風で身体が揺さぶられ、よろけそうになるくらいでした。
 そんな中、ラベンダー畑は先週やり残した畝立て作業を行いました。
 これで春を迎える準備が整いました。
 今日、耕運機を入れたことで雑草は駆除できましたが、来月になるとまた新しく生えてくるでしょう。
 ラベンダーの茎はなかなか太くならず、心細い限りです。対照的に雑草の勢いたるや同じ畑で、生えてくるものによってこれだけ逞しさが違うものかと驚かされます。
 城ヶ島野菜をつなぐ会は有機栽培を原則としているのですが、それはラベンダーにも反映されていて除草剤は一切蒔かず、雑草にしてみれはこの上ない環境なのでしょう。

 作業が終わってペーパータオルで顔を拭いたら強風のせいで真っ黒に!耳の中もマスクの隙間からも土埃が入りこんでいました。

 また先日、城ヶ島野菜をつなぐ会の古賀会長からそら豆の花について、今年の花は早く咲き始めていると報告がありましたが最初に種を蒔いた苗は既に花が枯れ、小さいながらもそら豆が実り始めていました。
 古賀会長の見込みより早く収穫のタイミングになってしまいそうですが、しっかりした豆になるのかは誰も予測が付きません。

2021年02月17日

今回は先月の正月菜の記事に続き、城ヶ島野菜をつなぐ会の古賀会長より第2弾の投稿を頂きましたので紹介いたします。

ソラマメの早咲きは悩みの種~城ヶ島で年末から早くも開花

 『昨年秋、例年よりも寒い冬になりそう、と長期予報で聞きました。ですが、冬場も神奈川の最南端、城ケ島は春。前倒しの春めきに、少し後ろめたいような気分になります。
 原因は花。前回紹介した城ケ島固有の菜の花「正月菜」の開花ばかりではありません。城ケ島の地野菜の代表格、ソラマメも、すでに昨年12月には、ちらほらと花を咲かせました。例年なら3月ごろから咲くのですが…。


 一般のソラマメは白い花が多いようですが、城ケ島ソラマメは紫色です。花弁は5枚。菜の花のように強烈な自己主張はしませんが、なよっ、ふにゃっとした花びらの頼りなさに、奥ゆかしさを感じます。それにしても、なぜそんなに咲き急ぐのでしょうか。


 理由は二つ。農作業をしながら外気に触れていると、いつもの冬より日差しの強さを実感できます。つまりは暖冬のせい。もう一つは、わたしたちのせい。最適期よりも3週間ほど早い10月初めから種まきをしています。気象条件が良ければ、早くまけば早く咲いてしまうわけです。城ケ島野菜をつなぐ会によるソラマメの作付けは、かつては一つの畑だけでしたが、年を追うごとにどんどん広がり、いまや六つの畑に分散して植えています。収穫期が一斉にやってくると収穫が追いつきません。そのため前倒しで段階的に種をまき、畑ごとに意図的に収穫期をずらしています。


 地元の人たちは城ケ島ソラマメを「五月豆」と呼びます。5月に収穫期を迎えるためです。でも、本会のソラマメはこの分だと、4月が収穫の最盛期になるでしょう。紫色の早咲き花を見るたびに、伝統野菜の地元名を形骸化しかねないのが、悩みの種です。』

 古賀会長、ありがとうございました。

2021年02月14日

 2月も中旬になり、城ヶ島の水仙は開花のピークを越えたようです。
 そんな中、ラベンダーは来月上旬には休眠期間を終え、再び成長期に入ります。

 1株でも多く越冬できるように、もう少し踏ん張らないといけません。
 3月には水やりを再開する予定ですがその前に、畝(うね)立てを終えなくてはいけないため今日から作業に入りました。
 肥料が無くなってしまったため、本日は2/3程度で終了。
 次回、残りの畝立てを行えば水やりの準備が整います。

 井戸採掘は固い地盤に当たって以来、掘り進むための備品が見つからず作業は中断しています。
 なので、水はポリタンクを1個ずつバイクで畑まで運び、その水を一旦ポリバケツに溜めておき、水やりの時にジョウロで汲み作業します。
 水を汲んでも畑まで結構な距離があるので、ポリタンク1個運ぶだけで10分以上時間がかかってしまいます。
 畑までは軽自動車しか行くことができないため、軽自動車が無い現状では手段を選ぶことができません。
 3月になると雑草の勢いが復活してきます。 今年も半年以上に渡る戦いが始まります。