ラベンダーは三浦半島特有の強風に耐えられないと思われるものが1割弱見られるようになってきました…。
今は「がんばれ!」と応援するしかありません。
今回は趣向を変えて、ラベンダー育成をお願いしています城ケ島野菜をつなぐ会の古賀会長からの寄稿をご紹介します。
「城ケ島の丘にある畑の一隅では、これから寒さが増す1月半ばなのに、菜の花がもう咲きほころんでいます。
この菜の花は、城ケ島特産の伝統野菜で「正月菜」といいます。
地元の人たちは、雑煮に入れて香り高い地の菜っ葉の味を楽しんできました。
実は、正月菜は絶滅の危機に瀕していて島での作付けはごくわずか。種の採取は、わたしたち城ケ島野菜をつなぐ会の至上命令です。
花が咲かないと種はできません。
早咲きは「早く子孫を残したい」という正月菜の焦りなのでしょうか。
その意をくんで、モノトーンの冬空の下、わたしたちはその一隅だけまぶしいほどに黄色い春の花を見守っています。」